今宵、キミが砕け散る
……え、ちょっと待って、
「……一部?」
てっきり、もう北の幹部かトップまで知られているかと思っていた。だから、見つかるのではないかって覚悟はしていたんだ。
「俺たちが、一緒にいるところを見たのは北のメンバーの内の1人だ」
そいつは、前から北から東への出入りが激しくもしかしたら東の偵察にでもきているのではないかと疑っていたらしい。
「そいつは仕留めたが、他の奴らに言っているかもしれない」
「なんで、一部だってわかるの……?」
その問いに答えたのは都司ではなく、佐城だった。