今宵、キミが砕け散る


 「荒川仁っていう、もうひとり、東に幹部がいるんだよ〜」


 「荒川仁……?」


 って、何故か今いない奴かと納得する。


 「そいつが、今北のメンバーとして潜入しててわかった訳」


 俺の親友〜と言う佐城だが、それが耳に入らないくらい私の思考は荒れていた。


 「それって、危険じゃないの?」


 バレたら怪我だけじゃ済まないかもしれない。最悪、アイツに……、


 「まぁ……、そりゃ、危険だけどー」


 「ねー……?」


 結構深刻な問題なのに、のほほんとした雰囲気を漂わせる彼ら。

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