今宵、キミが砕け散る


 「……は、?」


 守られるのが役目……?

 何、言ってんの?


 「ひとりで帰るな。ひとりになるな。外でも、できれば家でも」


 「……わかったよ」


 ここでYesと言わなければ、この話しは一生終わらないような気がして私は渋々頷いた。


 私の答えを聞いて、満足したように都司は美苑の方を見る。


 「はぁ。……じゃあ南と西の説明は俺がしますね」


 南は、中立。東との関係は良好だが、仲間というわけではないらしい。中立ということはどことも喧嘩をしない。そういうわけでもなく、ただ単純に南のトップが、争いに巻き込まれたくないと言っていたからだと。


 良く言えば平和主義者。悪く言えば、めんどくさがり屋というわけだ。


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