造園家は御曹司に求婚される2
「柚子」
名前を呼ばれ、あたしは何も考えることなく「何?」と横を見る。その刹那、頬を包まれて唇に柔らかな感触がした。
「えっ……」
突然のことに頭が追いつかない。あたし、今、財前さんと……。
「柚子、顔真っ赤。可愛いね〜」
キスでそんなになっちゃうんだ、そう笑われてあたしはムッとしてしまう。誰だって突然キスをされたら驚くはずだ。
「うるさい!」
あたしはそう言い、また海へと視線を戻そうとする。でもそれは叶わなかった。財前さんに顎を持ち上げられ、何度も唇を奪われる。
「んっ!んん〜!」
財前さんにキスをされ続け、口が酸素を求めて開く。するとそこに財前さんは舌を容赦なく入れるんだからますます酸欠だ。
「ハアッ……もう、がっつくなよ……」
やっと解放され、あたしは真っ赤な顔で財前さんを睨む。するとふわりと抱き締められた。
「あのね、好きな人の前では男ってがっついちゃうものなの。だってあんなに可愛い顔されたら誰だってねえ……」
もっと可愛い顔見せて、そう言われてまた唇が重ねられる。そして何度も「愛してる」って言われたんだ。
名前を呼ばれ、あたしは何も考えることなく「何?」と横を見る。その刹那、頬を包まれて唇に柔らかな感触がした。
「えっ……」
突然のことに頭が追いつかない。あたし、今、財前さんと……。
「柚子、顔真っ赤。可愛いね〜」
キスでそんなになっちゃうんだ、そう笑われてあたしはムッとしてしまう。誰だって突然キスをされたら驚くはずだ。
「うるさい!」
あたしはそう言い、また海へと視線を戻そうとする。でもそれは叶わなかった。財前さんに顎を持ち上げられ、何度も唇を奪われる。
「んっ!んん〜!」
財前さんにキスをされ続け、口が酸素を求めて開く。するとそこに財前さんは舌を容赦なく入れるんだからますます酸欠だ。
「ハアッ……もう、がっつくなよ……」
やっと解放され、あたしは真っ赤な顔で財前さんを睨む。するとふわりと抱き締められた。
「あのね、好きな人の前では男ってがっついちゃうものなの。だってあんなに可愛い顔されたら誰だってねえ……」
もっと可愛い顔見せて、そう言われてまた唇が重ねられる。そして何度も「愛してる」って言われたんだ。