最後の一夜が授けた奇跡
私の抱っこよりも安定するのか、包容力があるのか、桔平は律樹の抱っこだとよく眠った。

「ベビーベッド見るか?」
「うん」
律樹は私たちが入院している間にいろいろと家の準備をしてくれていたらしい。

家の中には赤ちゃんの用品がいろいろと準備されている。

ベビーベッドも一緒に選んだものが届いて、組み立ててくれていた。

「すごーい!」
リビングの中央に大きなベビーベッドが用意されていた。

可動式のベッドは、日中はリビングに、夜は寝室に移動する予定だ。

「さっそく寝かすか。」
腕の中ですやすやと眠っている桔平に微笑みながら律樹がベッドに近づく。
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