人形師の憂鬱
ある夏の日の事

その日はとても暑い日で気温も高かった。

どこからが放たれた異臭

何かが腐った臭い

私自身なぜこんな所にいるのかわからなかった。

私は馬鹿な子だと自分でも思う。

私があの時近道なんてしなければ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー2時間前ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『暑い〜!』

私の名前は清水奈緒美。高校2年生。

今は部活の帰りだ。

『しかしなんでこんなに暑いかねぇ…』

気温は30℃を超えるとニュースで言われるくらい暑い日だった。

一刻も家に帰り、涼しい部屋に行きたいのだ。

『近道しようかなぁ…でもあそこ気味が悪いんだよねぇ…』

この日は人通りも少なく、周りを見渡してもほとんど人はいない

いつも通る道を帰りの途中いつもの路地裏を見つけた。

そこを通れば家に近い道に出る。

一刻も早く家に帰りたい私は、何も気にせず路地裏へ続く道を通ることにした。

『毎回通る度に思うけどやっぱり不気味…』

恐る恐る通る道はいつもとは変わらない。

しばらく歩いていると鼻にツンとくる異臭に気が付き顔を顰めた。

『何この腐ったような臭い…』

早く帰りたいと言いつつも、臭いが発する元へなぜか足が進んでしまう。

『ここら辺から臭うんだけど…』

辺りを見渡しては見るものの、何も無い

『気の所為かなぁ…帰ろ…』

そう思い来た道を戻る

すると目に何かが写った。

『えっ…う、嘘でしょ…??』

目の前には、白いドレスに身を包んだ女の人が倒れていた。

『だ、大丈夫ですか…??』

体を揺さぶってはみるものの、返答はない。

『あのぉ…大丈夫です…か…!』

よく見てみると、透き通った肌に綺麗にお化粧された顔。

まるで人形のようで、綺麗なはずなのにその人から顔を顰める異臭が放たれていることがわかった。

『きゅっ…救急車っ…!!』

その後すぐ救急車が来るものの、既にその女の人は死んでいたらしい。

警察の人からの事情聴取を終え、家に帰ろうとした時に1人の刑事さんから少しお話を聞いた。

「怖かっただろ。最近話題になっている人形師の仕業だ。」

『に、人形師…??』

聞いた話では、人形師と言われる殺人鬼はDoll makerと呼ばれ、人を人形のように着飾るらしい。

狙われるのは10代〜20代の女性で、殺された人達は決まって首元にチョーカーのような首飾りをしている。

首元から血を全て抜き出し、その傷を隠すように付けられてるそうだ。

Doll makerの情報は何一つ得られては居ないらしい。

Doll makerが女なのか男なのか、10代なのか20代なのか

『相手の性別すらもわからないなんて…怖すぎる…』

私は恐怖を忘れるために就寝した
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