俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~


俺は結菜に電話した。結菜はすでに吉岡課長から聞かされていたらしく、明日にはデスクを移動することになったと言った。

「隼斗は、香港の仕事大変なんだから…がんばって。わたしも北海道のほう、頑張るから。」

「そうは言ったって結菜…。」

「北海道に行くことは増えても同じ会社のビルにはいるんだし、週末は会えるし、何も変わらないじゃん?」

そんなことを言ってたって…
結菜は次の日から同じフロアには居なくなった。

さらに、俺の横には三鷹がすましてムンムンの色気を放ちながら座っている。

なんで…
こんな状況…なってんだよ…。

途方にくれるとはこのことか…。


いっそ結菜と2人で逃げてどっかいっちまおうか…。


いや…


けど、それだと小学校のときと同じじゃないか…。

離れるのが嫌で…
2人で一緒にいたくて…
現実から逃げて、山の中でさまよったんじゃないのか?


ダメだ。
闘わなきゃ。

結菜は闘おうとしてる。


俺も闘わなきゃ…ならない…!

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