俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
わたしたちは部屋を出ると、タクシーで部長のマンションらしきところまでやってきて、そしてそこで、部長の車に乗り換えた。

マンションも車もハイスペックで、腰がひけそうになる。

「どうした?乗れ。」

「はい。」

助手席に…乗ってもいいのかな?

「あの…部長とわたしじゃ家具って言ってもレベルが違うと思うんですよね。」

「そうか?そんなことないだろ。家具はアウトレットで買うつもりだぞ。」

そういいながら、アウトレットの家具屋さんに車を走らせ、結局そこで部長は、サイドボードやリビングテーブル、ダイニングテーブル、あとはカーテンなど、たくさん買っていた。

わたしは京都から持ってきていたものもあったので、こたつだけ買った。

「橘、俺たち何も食べてないよな。」

そういえば朝から…

そういうと部長は海辺のイタリアンレストランに連れて行ってくれた。

「おいしいです。」

パスタとビザを頼んでくれたので、一口食べてめちゃくちゃお腹が減っていたことに気づく。

「うん。うまいな。また来よう。この店。」

「ふぁい。」

わたしはもぐもぐ食べながらうなづいた。

部長がクスッと笑った。

「お前ってよく食べるよな。しかも美味しそうに。いつも思ってたんだよ。会社でも。」

「あー。そうですね。食べるのも作るのも大好きですよ。」

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