俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
~青海隼斗side~

「隼斗さん。ようやくお目覚めになった?」

重たい頭。
頭の芯は目覚めようとしてるのに体がなかなか動かない感覚…。

そして遠くで嫌なオンナの声がしていて超不快な気分のまま、俺はきっとまだ2時間ほどまどろんでたに違いない。

ようやく体が動き出して、その時には頭は完全に目覚めていたからなんとなく状況は把握できていた。

俺は…
クスリをもられたに違いなかった。

このいけ好かないオンナに。

やっとカラダがいうことを聞き出したので俺はベッドからムクッと起き上がった。

当然隣にはクスリを盛った三鷹が下着姿のまま寝転んでいる。

「もう、隼斗さんったら。昨日の夜は帰るなって…わたしをひきとめるもんだから…。」

はぁ?何言ってる?このオンナ…。
頭狂ってんのか?

俺は無言で三鷹を睨み付けるとベッドから出て、三鷹のハンドバッグのファスナーを開け、下を向けた。
ドサドサッと中身が床に転がり落ちた。

「な、何するんですか!?隼斗さん!」

三鷹が驚いて口をあんぐり開けている。

あった…。

「これか。俺のジントニックの中に混ぜたのは。」

クスリのパッケージには有名な睡眠薬の名前が印字されている。
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