俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「俺は、愛美がお前を最期に抱いたまま意識をなくしたことに感謝したよ。愛美にとってよかったと思ってた。けれど、間違ってたんだな。この話はもっと早くお前にすべきだった。」

父が俺の目を見た。

「お前がずっと求めていたのは…俺と愛美とお前と3人の絆なんだな。今…わかった。」

こんなに父親が俺を真摯に見つめたのはきっと初めてだ。

「わるかったな。隼斗。俺も愛美を亡くして自分を守ることで精一杯だった。」

俺はしばらく涙が止まらなかった。

父は3人でうつっている写真をしばらく眺めていたが、俺が落ち着いてきたところで、写真をデスクの上に置くと、立ち上がった。


「それで…?なんだったかな。三鷹をクビにしろって?」

そうだった…。もともとはそれを言いに…俺はここに来たんだった。

「三鷹は俺を犯そうとしたオンナです。薬を盛られました。」

俺は三鷹が、自分に睡眠薬を盛って、朝起きたら下着姿で横に寝ていたことを話した。

父はしばらく黙っていたが…

「そうか…。」

とつぶやいた。

「クビにはできないが…秘書からははずすしかないな。」

父も小さいころから社長の息子という身分だったから、同じような経験はあるはずで…。


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