俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
◇
隼斗と一緒に歩いた山道を歩きながら、その山小屋に向かった。
詩織は無言でついてきてくれた。
わたしが今話しする気分じゃないってわかってくれてる。
親友ならでは…だ。
道を歩けば、たしかに記憶の断片がつながっていくような感覚を覚えた。
隼斗と歩いた道…。
あのときは離れるのが嫌で、もう会えないのが嫌で、それで隼斗と一緒に山を散歩してた。
それで…そうだ。どっかに座ってはじめてキスした。
今になってよく考えたらませガキだ。
そんなんで舞い上がって、いつのまにか山に迷い込んでいたんだ。
問題の山小屋にたどり着いた。
壊れかけた扉を開いて入ってみる。
そうだ。ここで、隼斗と2人身を寄せ合って、最後意識を失いそうになったとき、隼斗と死ねるんだったら幸せだと思った。
涙が出そうになる。
隼斗と一緒に歩いた山道を歩きながら、その山小屋に向かった。
詩織は無言でついてきてくれた。
わたしが今話しする気分じゃないってわかってくれてる。
親友ならでは…だ。
道を歩けば、たしかに記憶の断片がつながっていくような感覚を覚えた。
隼斗と歩いた道…。
あのときは離れるのが嫌で、もう会えないのが嫌で、それで隼斗と一緒に山を散歩してた。
それで…そうだ。どっかに座ってはじめてキスした。
今になってよく考えたらませガキだ。
そんなんで舞い上がって、いつのまにか山に迷い込んでいたんだ。
問題の山小屋にたどり着いた。
壊れかけた扉を開いて入ってみる。
そうだ。ここで、隼斗と2人身を寄せ合って、最後意識を失いそうになったとき、隼斗と死ねるんだったら幸せだと思った。
涙が出そうになる。