俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
結菜と隼斗の存在。

隼斗がおばあちゃんになついてくれるし、結菜も仲良くしてくれて嬉しいと…。

そして2人の失踪。

おばあちゃんは夜も眠れず、そこではじめて夏子に再会する。

夏子に会っても最初は娘とわかってあげられなかった自分を責めるおばあちゃん。

そして、おばあちゃんに冷たく当たる夏子。

愛する義理の息子が死んだらどうしてくれるんだと迫る夏子に何も言い返せなかった。

1週間経って奇跡のように2人が見つかり涙を流すおばあちゃん。

それでも、夏子はおばあちゃんを許さなかった。

「わたしを捨てたあなたを許さない。」

と言われて絶望の淵に追い込まれる。

「もう2度と2人を会わせません。お互い死んだことにしましょう。」

と言われて飲み込むしかなかったと…。



そして晩年はこのように綴られていた。

いつか…夏子の心が解けたら…それは夏子の愛する隼斗くんと結子が愛した結菜が結ばれるときでしょう。と…。

わたしはそれを望んでいると…。


おばあちゃんはその3ヶ月後、還らぬ人となった…。


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