俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「俺にとって母親は2人いる。産みの母親と育ての母親。今まで、親が2人なんておかしいって思ってたけどそれは違ってた。別に2人いたって、2人ともちゃんと親なんだからいいんじゃねーかって。最近思ったんだ。」
「隼斗…」
社長が隼斗を見つめた。
「だから、説明してくれ。」
わたしが説明したほうがいいのかと思ったけど、ここは風波部長から隼斗に説明してもらったほうがいいのだろう。
そう思ったわたしは黙っていた。
風波部長が顔を上げた。
「隼斗さん。わたしはあなたを息子として愛している。だから、結菜さんを許せなかった。けれど、日記を今日見せてもらったの。それで気づいたのよ。わたしが母親を赦せなかった気持ちをあなたたち2人を赦せない気持ちだと差し違えてただけだって。
あなたたち2人は愛しあっている。引き離すことはできないわ。ごめんなさいね。隼斗さん。そして結菜さん。それに…光太郎さんと北斗も。わたしの勝手なゆがんだ思い込みで家族皆を傷つけていた。ほんとに反省してます。」
風波部長は深々とみなにむかって頭を下げた。
「わかったよ。じゃぁもう認めてくれんだな。俺たち二人を。お父さんも。」
隼斗が社長を見た。
「隼斗…」
社長が隼斗を見つめた。
「だから、説明してくれ。」
わたしが説明したほうがいいのかと思ったけど、ここは風波部長から隼斗に説明してもらったほうがいいのだろう。
そう思ったわたしは黙っていた。
風波部長が顔を上げた。
「隼斗さん。わたしはあなたを息子として愛している。だから、結菜さんを許せなかった。けれど、日記を今日見せてもらったの。それで気づいたのよ。わたしが母親を赦せなかった気持ちをあなたたち2人を赦せない気持ちだと差し違えてただけだって。
あなたたち2人は愛しあっている。引き離すことはできないわ。ごめんなさいね。隼斗さん。そして結菜さん。それに…光太郎さんと北斗も。わたしの勝手なゆがんだ思い込みで家族皆を傷つけていた。ほんとに反省してます。」
風波部長は深々とみなにむかって頭を下げた。
「わかったよ。じゃぁもう認めてくれんだな。俺たち二人を。お父さんも。」
隼斗が社長を見た。