俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「そうだな。俺がお前たちに言いたいことは、これからは遊びじゃないってことだけだ。」

「え?」

「小学生のときみたいに無謀に行動することは許されないぞ。おまえは青海家とBLUE SEAの跡継ぎだ。跡継ぎってことは、社員全員の命まで預かるつもりでやっていかなくちゃならないってことだ。そして結菜さんはその隼斗を支えていかなければならないということだ。責任感がなければやっていけない。それをわかっているのなら…認めよう。」

そうだ…わたしたちが小学生のときにやったことは、いくら小学生だったとはいえ、多大な人たちに迷惑をかけたことにかわりはないし、これからはそんな安易な気持ちは許されないということは肝に銘じていかなければならない。

「はい。それは…俺も反省してます。小学生だったとはいえ、無謀な行動でした。」

隼斗が深々と頭をさげた。

わたしもそれにならって頭をさげる。

「反省しています。」

そして顔を上げると、みんながすがすがしい顔をしていた。

わたしは隼斗を見た。

隼斗もわたしを見た。

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