俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「あーーー。ちょっと勝手に話を進めないでくれ。それはまず俺と結菜が決めることだ。それに、結菜の両親にもまだ挨拶も行ってないんだし。先走りすぎなんだよ。ったく。」

2人の会話を聞いていると、仲がいいのがよくわかる。いい夫婦だ。

「そうだな。挨拶はいついくんだ?お父さんは行かなくていいのか?」

「あら、それならわたしも一緒に…」

「だから!待てって!」

隼斗がたまらず、テーブルをバンっとたたいた。
わたしはクスっと笑った。

横でバタンと日記を閉じる音がした。

北斗が全部読みおえたらしい。

「ちょっと俺ついてけないわ。頭混乱状態。ゆーちゃんと突然いとことかって言われてもね…」

「わたしもびっくりしたけどね。」

「ま、事実だからな。受け止めろ。」

「まぁね。」

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