俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「嫌いなわけない。むしろ好きだ。俺の母親は見ての通りキャリアウーマンで、家事をしなかったから、家庭料理食べたことなくて、家庭料理にうえてんの。だから食いたい…。」

「それならそうと言ってくれれば作ったんですけど…。でも、今日はこんな時間だしスーパー空いてないですよ。」

「やだ。なんとかしろ。」

「は?」

結菜は若干ムッとして一瞬横を向いたけれど、一瞬の間の後、こっちに向き直ってきっぱりと言った。

「うち…来てくれたら材料あるので作りますけど…部長の家は何もないからムリです!」

「行けばいいんだな?お前のマンション。じゃあ今日はそっちに泊まる。」

「は?部長の着替えとかないですって。」

声色がキツくなる。

「じゃあウチ寄って取ってくるから待ってろ。」

俺はマンションに寄って明日のワイシャツやネクタイと部屋着をもってカバンに詰め、持ち出すと結菜のマンションに入った。


結菜のマンションは決して豪華じゃなかったけど、きちんと整理整頓されていて無駄なものがなくシンプルで居心地がよかった。

この間アウトレットで買ったこたつテーブルが置かれている。
夏はこたつを使わないので、テーブルの上の板を反対向けておしゃれなこげ茶と白のトーンのテーブルになっていた。
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