誓いのstatice
開店時間になり
私はホールへと足を運んだ
今日はたくさんの常連さんが来てくれた
「麻耶ちゃん、今日で最後なんだって??」
「寂しくなるのぉ」
「やめないで麻耶ちゃん」
別れを惜しんでみんなが来てくれた
(お客さんが
マスターの淹れた珈琲や
お店自慢のケーキを食べて
笑顔になる瞬間が大好きだった)
お店は忙しくてあっという間に
閉店の時間になってしまった
「「お疲れ様、麻耶ちゃん。」」
マスターのお母さんと
マスターのお父さんが
声をかけてくれた
でも
そこにはマスターの姿はなく
少し寂しくなった