へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目
「マトイが作ってくれたチャーハン、
おいしそう」
会話を断ち切るように
ダイニングテーブルに向かった蓮見。
「食べていい?」
と、椅子に座って微笑んでいる。
は~。
これ以上、蓮見の心の闇は暴けねえか。
諦めモードで、冷蔵庫からお酒を取り出し
俺は蓮見の前に置いた。
「お酒? 私、もう人前で飲まないよ」
「なんでだよ?」
「だって……
記憶……なくなっちゃうし……」
「俺が覚えてれば、いいだろ?」
「良くない! 怖すぎなんだからね!
何かとんでもないことをしていたら
どうしようって」
俺は蓮見が
どんなとんでもない行動をするか、
楽しみでしかたないんだけど。