へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目

 俺も蓮見の向かいの席に座って

 チャーハンを口に運びながら
 蓮見を見つめるけれど。



 蓮見は無表情のままチャーハンを食べ。

 お酒を飲み。

 また、チャーハンを食べの繰り返し。



 あのさ。


 一応、蓮見のために、
 チャーハンを作ってやったんだけど。



 『おいしい』とか『ありがとう』とか

 一言くらい、言うことあるだろ?



「チャーハン、おいしくないわけ?」



「……」



 俺の言葉……無視かい!!


 マジでありえねぇ!!



「だから、感想ぐらい……
 言え……って……」



 威勢よく言葉を放ったつもりだったのに。

 語尾は弱々しくなってしまった。


 
 お……おい!

 やめろって!!


 
 俺の眼を見つめて、笑いかけるなよ!!


 いきなりすぎて
 心の準備できてねぇのに!!



 さっきまで、無表情で
 チャーハンを頬張っていた蓮見が。

 今は、俺の目の前で。

 子供かよって思うほど
 満面の笑みを浮かべている。

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