へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目
「推しって、俺のことかよ?」
笑みを殺して
わざと不愛想な言葉をぶつけたのに。
「マトイだけじゃないよ。
だって、箱推しだもん」
はぁ??
天使の笑顔で言い切られ。
弾んでいた俺の心が
ドボンと海に投げ落とされた。
「私は、アミュレットの4人全員が、
可愛くてたまらないの」
と、ふにゃふにゃ笑う蓮見。
「怒ったマトイも、可愛すぎだからね」
目の前に座る俺の頬を
酔っぱらいが、ツンツン突いてくる。
「さわんな!」
「え? いいじゃん。
ほっぺ、ツンツンさせてよ」
「だから、俺様に気安く触んなって」