友達から恋人になる方法
でもやっぱり、公園のベンチは、ゆうが助けてくれる場所。


不安でしょうがない時、会ってくれる場所。


たった、一回助けてもらっただけでそう思えてしまう。


「ゆう……」


視界がぼやけ始める。


「にいちゃん、こっち!」


あ、子供が遊びに来た。


どかなきゃ、絶対邪魔だ。


「隼人、もうちょいゆっくり歩け!」


……この声。


聞いたことある……。


ううん、いつも聞いてた。


大好きな、大切な声。


「ゆう……」


私の目の前には、確かにゆうがいた。


「……なる」
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