友達から恋人になる方法
ゆうは、幻影でも見てるような顔してる。


そりゃそうだよね。


振った元カノがこんなとこまで来てるんだから……。


むしろ、少し引いてもいいくらいだと思う。


「ゆう、私、まだ納得してない……」


絞り出すような、泣きそうに震えた私の声にゆうは、目を見開いた。


「ちょっと、話そう」


そう言ってゆうは、私と一緒にベンチに腰掛けた。


隼人くんは、気を利かせたのかどこかへ行ってしまった。


なんか、申し訳ない。


「ゆう、理由、教えて……?」


はっきり言えない。


『距離が離れるくらいで別れたくない』って。
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