腹黒幼馴染、天使を捕獲する。

両親への感謝は、私が幸せになることで示したいと思う。

「光、光には人を幸せにする力がある。
雅と私の間に生まれて来てくれたことで、私達を世界一幸せな夫婦にしてくれたんだから間違いない。名前の通り、私達夫婦だけじゃなく、誰の心にも光をもたらす女性に育ってくれたと思っているよ。
光は私達夫婦の誇りだ。
賢人と幸せになりなさい」

「はい!」

「さあ、行こう」


私は父に導かれながら、大聖堂の長いバージンロードをゆっくり歩いていく。
忙しい年末に突然結婚式を挙げることになったにも関わらず、両サイドには沢山の参列者が並んでいた。
皆んなに支えられて、私はここまで歩いてこられたんだな。感謝の気持ちが湧き上がる。

そしてたどり着く。

賢人。
この人こそ、私の唯一無二の愛する人。
もうずっと自覚のないまま、この人に心も身体も捕らわれていた。一緒にいて、私が私でいられる心の拠り所。それはこれからも続いていくんだ。
2人で両親のような家庭を作るの。


「賢人、光を頼んだよ」

「はい。必ず幸せにします」

父の手から賢人に引き渡される。

「光……綺麗だ」

「賢人、幸せになろうね。
大好き。愛してる!」












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