AS
脱線した。


さておき、


彼といた居酒屋は、

24時間営業のため、
終りの空気がなく、

気が付いたら
明け方から
完全な朝になり、


理由がなければ


とっくに解散しても
いい頃合だった


でも


彼の引力は、
日が昇ったあとも

わたしを吸着し、

帰りたくないのは

同じなのかもしれない

という
空気をくれた彼に


帰りたくないんだけど



うちにくる?



という、


そこら辺で
発され尽くしているであろう

ありきたりかつ

今のコトバを
差し出した。


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