HONEYBEE(2)～ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル～

まぁ、強引で俺様気質のオトコだから…
トラブルも多かったと思うけど…
親戚筋の楠支配人から言われるとその信ぴょう性は高くなるわね。

――――私も偉い男に引っかかった。

盛大な溜息を吐き、椅子に腰を下ろす。

磨き抜かれた二人分のカトラリーが整然とセッティングされていた。

思い起こせば、最初の出逢いから充斗は強引だった。


国際線の第一線のCAとして仕事をしていた私。
ロンドン行の機内で彼に出逢い、彼の仕事の手伝いで偽の恋人を頼まれたのを機に急接近。

その帰りの機内で、体調を崩した充斗の看護をし、私達は互いに惹かれ合った。

そして、彼の偽恋人から本当の恋人に発展した。