HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
「へぇー…子供も居るのか…男の子か女の子?」

「私に似て、可愛い女の子よ…名前は莉緒…」

「女の子か…葵に似て…気も強いのか?」

「・・・そうね…そう言えば、この間…男の子を泣かしたからね…」

まぁ、その男の子がパパの居ない莉緒にパパ自慢したのが原因だけど。

充斗はフッと笑い、グラスの水を飲んだ。

「・・・それよりも・・・どうして…今更私に会いに来たの?」

「・・・四年前の償いだ…」

「償い?」

「・・・ウエディングドレス姿の葵を一人ハワイに放置したコトを…詫びたいんだ」

「詫びって…」

充斗は頬杖を付き、硝子窓の外を見つめた。

その瞳は後悔の念で染まっていた。

いつもは強引で俺様のクセに、不意に見せる同一人物かと疑うぐらいのナイーブな一面に心が惹かれた。
誰にも話したコトがないと前置きして話してくれた彼の生い立ち。
彼の背負っていた悲しみと孤独感。
全ての鎧を脱ぎ捨てた彼は全くの別人だった。

二人で愛し合った過去にオーバーラップしていく。


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