HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
彼の父親と母親は激愛の末、結ばれた二人だと訊いていた。
でも、その二人を引き裂いたのは充斗だった。
生まれつきカラダの弱かった母親。
妊娠が命取りになるのは最初から分かってて、充斗を産んだ。
でも、妻を亡くした父親は愛する人を奪った充斗を憎んだ。
父親に憎まれ育った彼。
それでも、父親の後を継ぎ、会社を大きくしようと人一倍、仕事に打ち込み、努力を重ねた。
「スキな金額を書いてくれ。葵」
「えっ?」
充斗は数字の書かれていない小切手と万年筆を私に差し出した。
「・・・償いと言っても…金だが…このご時世、何があるか分からない…」
「・・・貴方のコトは忘れた…償いなんて…いいわよ…」
私は彼に突き返した。
でも、その二人を引き裂いたのは充斗だった。
生まれつきカラダの弱かった母親。
妊娠が命取りになるのは最初から分かってて、充斗を産んだ。
でも、妻を亡くした父親は愛する人を奪った充斗を憎んだ。
父親に憎まれ育った彼。
それでも、父親の後を継ぎ、会社を大きくしようと人一倍、仕事に打ち込み、努力を重ねた。
「スキな金額を書いてくれ。葵」
「えっ?」
充斗は数字の書かれていない小切手と万年筆を私に差し出した。
「・・・償いと言っても…金だが…このご時世、何があるか分からない…」
「・・・貴方のコトは忘れた…償いなんて…いいわよ…」
私は彼に突き返した。