HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
昼食を終えてオフィスに戻り、一仕事していると宇佐美社長が大手の建築会社の関係者と来社。
吸収合併の際、新しく施設を増設するようで、その見積もりの為らしい。
社長自らが手掛けるなんて、よほどこの場所に思い入れがあるようで。
私にも意見が訊きたいと言われ、仕事を中断して支配人室に呼ばれた。
支配人の座るソファの反対側に充斗がグレーの麻混じりのスーツに身を包み、腰を下ろしていた。
建築会社の関係者は見積もりの場所を視察中。
「まぁ、忙しいのに‥呼び出してすまない…水瀬チーフ」
「いえ…別に」
楠支配人は一言謝り、私を隣に座らせた。
充斗の座るソファの後ろには柏原さんが控えている。
「これが…建築予定の建物だ…」
「えっ?」
充斗は黒檀のローテーブルに建築予定の建物の設計図を広げた。
建築予定の建物は新しいチャペルだった。
「今、現存しているチャペルとは別にもう一つ…建築しようと思うんだ。水瀬チーフ」
海の面した場所に建てられる硝子張りのチャペル。
「素敵ですね…宇佐美社長」
「そうか…まだまだ先の話だが…」
充斗は照れ臭そうな笑みを口許に浮かべる。
出逢った当時はこんな風に笑う人ではなかった。
愛想もなく、偉そうな男で。
私の意見が訊きたいと言われ、支配人室に来たけど、充斗は唯私にチャペルの設計図を見せて、自慢するだけだった。
それでも、こうして充斗過ごせて嬉しかった。
「そろそろ、現場に…宇佐美社長」
「そうだな…」
「水瀬チーフ…君は戻っていいよ…」
「はい…では失礼致します…宇佐美社長」
吸収合併の際、新しく施設を増設するようで、その見積もりの為らしい。
社長自らが手掛けるなんて、よほどこの場所に思い入れがあるようで。
私にも意見が訊きたいと言われ、仕事を中断して支配人室に呼ばれた。
支配人の座るソファの反対側に充斗がグレーの麻混じりのスーツに身を包み、腰を下ろしていた。
建築会社の関係者は見積もりの場所を視察中。
「まぁ、忙しいのに‥呼び出してすまない…水瀬チーフ」
「いえ…別に」
楠支配人は一言謝り、私を隣に座らせた。
充斗の座るソファの後ろには柏原さんが控えている。
「これが…建築予定の建物だ…」
「えっ?」
充斗は黒檀のローテーブルに建築予定の建物の設計図を広げた。
建築予定の建物は新しいチャペルだった。
「今、現存しているチャペルとは別にもう一つ…建築しようと思うんだ。水瀬チーフ」
海の面した場所に建てられる硝子張りのチャペル。
「素敵ですね…宇佐美社長」
「そうか…まだまだ先の話だが…」
充斗は照れ臭そうな笑みを口許に浮かべる。
出逢った当時はこんな風に笑う人ではなかった。
愛想もなく、偉そうな男で。
私の意見が訊きたいと言われ、支配人室に来たけど、充斗は唯私にチャペルの設計図を見せて、自慢するだけだった。
それでも、こうして充斗過ごせて嬉しかった。
「そろそろ、現場に…宇佐美社長」
「そうだな…」
「水瀬チーフ…君は戻っていいよ…」
「はい…では失礼致します…宇佐美社長」