偽りの花婿は花嫁に真の愛を誓う
「好きになるのに時間は関係ありません。
私は李亜を愛しています。
嘘偽りなく先ほど、神に李亜への愛を誓いました。
李亜もきっと、そうだと信じています」

滑らかに、彼は嘘を吐いていく。
まるでそれが、本当だと言わんばかりに。

「……ねえ、李亜?」

そっと彼が私を抱き寄せ、レンズの向こうから私を見つめる。
嘘つきなのに曇りのない瞳は、もしかして真実なんだろうかと勘違いさせそうだった。

「えっ、あっ、……はい」

急に話を振られ、慌てて返事をする。

「李亜、愛してる。
改めて愛を誓うよ」

私の腰を抱いたまま、彼の手が顎に触れ上を向かせる。
え、とか思っている間に唇が重なった。

「ヒューヒュー!」

「熱いねー!」

「お幸せにー!」
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