オフィスラブはじまってました
「そうかー。
 よかったー」
と言う雅士に、

「ありがとう。
 じゃっ」
と言って、トイレに入ろうとしたが、

「ところで、お前、今、ハッピーエンド荘に住んでねえ?」
と雅士が言ってきた。

 は? と振り返り、見上げたとき、ひなとのコンタクトが上手い具合に目にはまった。

「……あ、直った」
と呟くと、

「なにが?
 よかったな」
となにがかの答えも訊かずに、雅士は反射のように言ってくる。

 そして、
「お前をハッピーエンド荘で見た気がするんだよな」
と言ってきた。

「えっ。
 雅士、ハッピーエンド荘、知ってるの?」
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