オフィスラブはじまってました
「お前、唐草模様の風呂敷担いでなかったか?」
と訊かれたが。
いや、唐草模様ではない……。
風呂敷の柄が、雅士の頭の中のイメージに引きずられていったようだ。
「……ねえ、もしかして、雅士の従兄弟さんって、白衣とか着てる?」
「いや、白衣は着てない。
うちの従兄弟が着てるのは――」
「萩谷《はぎや》ー、なにやってんだ。
今日、朝一で出るって言ったろー」
とエレベーターホールから雅士を呼ぶ声がした。
「あっ、はいっ。
今行きますーっ」
と先輩に呼ばれたらしい雅士が叫び返す。
「ともかく、そんな感じだから、会えばわかるよ。
じゃあな、お疲れー」
と言って、雅士は行ってしまった。
いやいやいやっ。
あなた、そんな感じの、そんな感じなところを話してませんけどっ、と思いながら、ひなとは急いで先輩について行く雅士を見送った。
と訊かれたが。
いや、唐草模様ではない……。
風呂敷の柄が、雅士の頭の中のイメージに引きずられていったようだ。
「……ねえ、もしかして、雅士の従兄弟さんって、白衣とか着てる?」
「いや、白衣は着てない。
うちの従兄弟が着てるのは――」
「萩谷《はぎや》ー、なにやってんだ。
今日、朝一で出るって言ったろー」
とエレベーターホールから雅士を呼ぶ声がした。
「あっ、はいっ。
今行きますーっ」
と先輩に呼ばれたらしい雅士が叫び返す。
「ともかく、そんな感じだから、会えばわかるよ。
じゃあな、お疲れー」
と言って、雅士は行ってしまった。
いやいやいやっ。
あなた、そんな感じの、そんな感じなところを話してませんけどっ、と思いながら、ひなとは急いで先輩について行く雅士を見送った。