オフィスラブはじまってました
 やはり、この人は白衣を着て、木の上で月を見ていたり。

 溝にはまって、ぼうっとしてくれていたりする方がしっくりくるというか。

 現実感のない感じの方がこの人に合っていて、ホッとするというか、とひなとは思っていた。

 またその横にいる柚月が、高そうなスーツを着こなしていて、如何《いか》にもエリートサラリーマンな感じのイケメン様なので。

 二人でなにか高尚な感じのサイエンスな話をしはじめたのを見ながら、ひなとは、

 ……私は、この中に混ざっていてはいけないような気が、と思っていた。

 頭の中身的にも、ビジュアル的にも。
< 151 / 576 >

この作品をシェア

pagetop