オフィスラブはじまってました
そんなこんなで、柚月たちがひなとを取り合っているんだか、押し付け合っているんだか、わからない状況の中。
そんなことにはまったく気づかず、ひなとは今、別のことで悩んでいた。
「ほら、買うのなら、早くしなさいよ」
とひなとは惟子に急かされる。
お昼休みに、公園でランチを食べていたとき、宝くじを買おうとみんなが言い出したのだ。
それで公園近くの売り場に来ていたのだが、ひなとは、まだ列にすら並ばずにいた。
「ちょ、ちょっと待ってください。
もしかしたら、当たってしまうかもしれないので」
とひなとが言うと、瑠美子が、
「いや、なに言ってんの。
なんで当たるってわかるのよ。
占い?
っていうか、当たるのなら買いなさいよ」
と言ってくる。
実は瑠美子と惟子は同期だったようなのだ。