オフィスラブはじまってました
「同い年くらいに見えなかった?
 まあ、私、若く見えるからね」
と瑠美子が笑うと、

「なに言ってんのよ。
 私の方が若く見えたのに決まってるじゃないのよっ」
と惟子が言い返す。

 なにやら、似たもの同士な感じの二人だった。

「うちの同期多いから。
 最初はみんな一緒に動いてたんだけど、だんだん近い部署の子とだけ、いるようになっちゃってさ」

 そう瑠美子は言っていた。

 順番にみんなが買い始めても、まだ、ひなとが迷っていると、前から真希子が言ってきた。

「当たる運気があるのなら、とりあえず、当たりなさいよ。
 いらないのなら、私にくれればいいじゃない」

 ……いや、いらないというわけではないのだが。

 ハッピーエンド荘に住んでいる以上、買うと、高額当選してしまうのではないだろうか、と今、怯えているところなのだ。
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