オフィスラブはじまってました
「下半身がフラフラしているぞっ」

「はいっ」

「……うーん、いまいちだな」
と呟いた柚月はいきなり、ひなとの後ろに回り、後ろからひなとを抱くようにして、ひなとの両腕をつかんだ。

「どうしたっ。
 急に動きが硬くなったぞっ」

「は、はいっ」

 いやそれは、貴方のせいなんですけどーっ、と思いながら、柚月の操り人形になりながら、ひなとは鍋を振る。

「身体に叩き込めっ」

「はいっ」

 こんなに密着して、緊張してるの、私だけなんですかね……?
とチラと後ろを見てみたが、柚月は真剣に鍋の中の炒飯を見ている。

 この本気に応えなければっ、とひなとは緊張を打ち消す努力をする。
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