オフィスラブはじまってました
「やるのなら、此処じゃなくて、畑の方とかならいいんじゃないかな?
 アパートの前の道、見張れるし。

 澄子さんに許可とれないかな」
と入野が言い、

「空いてる場所ならいいかもしれませんよ。
 野菜もとっていいって、いつも言ってますしね」
と柚月が言った。

 そして、
「いいねえ、畑から直接野菜をとりながら、バーベキュー。
 やっぱり早く帰ってくるか」
とどう早く帰ってくるつもりなのか、この坊主は言う。

 木魚を叩く音がずいぶんと早くなりそうだとひなとは思った。
< 422 / 576 >

この作品をシェア

pagetop