オフィスラブはじまってました
「そういえば、修道院って、謎の食事とか出てきそうなイメージですよね」

「普通だろ。
 まあ。カップ麺は出てこないと思うが」
とキッチンに山と積まれたカップ麺を見ながら柚月が言ってくる。

 ホームセンターで安かったので、つい買い足してしまったのだ。

 ひなとが、いやいやいや、と笑いながら、柚月の視界からカップ麺を消すように立ち位置を変えたとき、柚月が言った。

「そういえば、澄子さんちには年代物のステンドグラスがあるな」

「えっ? そうなんですか?
 そういえば、ご親戚なんですよね?」
と言うと、

「そう。
 澄子さんは俺の祖母の姉なんだ」
と言う。

「あれっ?
 じゃあ、今度、結婚される、妹さんのところのお子さんって」

「うちの兄貴だ」

 そうだったのか、と思っていると、柚月は、
「澄子さんちはなかなかいいぞ。
 お前が好きな感じかもしれないな」

 昔の文化住宅なんだ、と言う。
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