はつ恋。
「さてと、ゲームでもするか。なんかやりたいやつあるか?」

「はいっ!ウチ、射的やりたい!」

「でも敦子苦手だったんじゃ...」

「うっさいな~。それは昔の話。もう大人だから出来ます~」

「ま、いいじゃん。やってみよう」

「頑張れ、あっちゃん!」


あっちゃんは皆に見守られる中、射的のコーナーに向かった。


「あ、すみません。これで」


有馬くんが係りのおじさんにさりげなく100円玉を渡していた。

それを見て男らしいな...なんて思ってキュンとしてしまう。


「日奈子もやる?」

「わ、私は良いよ。どうせへたっぴだし...」

「んじゃあ、オレが取る。何かリクエストして」

「えっ?いいの?」

「もちろん。オレは日奈子のためにここにいる」


その言葉を聞いた真谷くんがくすっと笑う。


「なんだよ?」

「つくづくキザだなって思って」

「あっそ。ま、オレお前よりはカッコいい自信あるから」

「だから、そういうとこ...」


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