悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~ 2
アンドレアスは、彼らに向けた剣を下ろさないまま続けた。
「まったく、お前達はどうしようもない愚か者だ。母上に踊らされているんじゃない。母上についたところで、お前達の利益にはならないんだぞ。お前達のように機を見る目を持たないやつは、野心なんか持つものじゃない」
「で、ですが」
「俺もベルンハルトも帰らない。母上も、引き渡さない――これが、俺達の出した結論だ」
「アンドレアス!」
ハルディール夫人は、悲鳴じみた声を上げた。それにはかまわず、アンドレアスは淡々と続けた。
「これ以上逆らわないというのであれば、命まではとらない。おとなしくしろ」
彼らが抵抗する意志は魅せず、反論する様子もないと見て取った剣をおさめる。そして、アンドレアスは、母に向かって頭を垂れた。
「――母上。あなたのやり方は目に余る」
「私のやり方が間違っている?」
ハルディール夫人は、アンドレアスをにらみつける。その様子に、レオンティーナは思わず身を縮める。前世で、義理の母だった『皇妃』が戻って来たようだった。
「私は、自分の国に戻ろうとしていただけよ。それの何が悪いというの」
「まったく、お前達はどうしようもない愚か者だ。母上に踊らされているんじゃない。母上についたところで、お前達の利益にはならないんだぞ。お前達のように機を見る目を持たないやつは、野心なんか持つものじゃない」
「で、ですが」
「俺もベルンハルトも帰らない。母上も、引き渡さない――これが、俺達の出した結論だ」
「アンドレアス!」
ハルディール夫人は、悲鳴じみた声を上げた。それにはかまわず、アンドレアスは淡々と続けた。
「これ以上逆らわないというのであれば、命まではとらない。おとなしくしろ」
彼らが抵抗する意志は魅せず、反論する様子もないと見て取った剣をおさめる。そして、アンドレアスは、母に向かって頭を垂れた。
「――母上。あなたのやり方は目に余る」
「私のやり方が間違っている?」
ハルディール夫人は、アンドレアスをにらみつける。その様子に、レオンティーナは思わず身を縮める。前世で、義理の母だった『皇妃』が戻って来たようだった。
「私は、自分の国に戻ろうとしていただけよ。それの何が悪いというの」