身代わり花嫁なのに、極上御曹司は求愛の手を緩めない
片手を腰に添え、菖悟さんは私の体をそっと翻した。そうして腰からぶら下げたままだったリボンを後ろで結んでくれる。
「あ、ありがとうございます」
「俺もすぐに着替えてくる」
そう言って自室に入っていった菖悟さんは、五分もせずに戻ってきた。仕立てのよい絶妙な色合いの、ミッドナイトブルーのダークカラースーツを着ていて、私はついみとれてしまう。いつもとは違う特別感に、なんだかドキドキした。
レセプションパーティーが行われるホテルの会場に到着すると、主催者がレシービングラインに立っていて、招待客に挨拶をしていた。菖悟さんの友人とその夫人のようだ。
気安く挨拶を交わす菖悟さんの半歩後ろで、私は笑みをたたえる。ふたりは私たちの結婚式に列席してくれたらしいけれど、私はあの日ゲストを見渡す余裕はなく覚えておらず、申し訳ない気持ちだった。
菖悟さんから手土産のシャンパンを友人へ、私から生花のアレンジメントを夫人に手渡し、ウェルカムドリンクを受け取って会場に入る。
「あ、ありがとうございます」
「俺もすぐに着替えてくる」
そう言って自室に入っていった菖悟さんは、五分もせずに戻ってきた。仕立てのよい絶妙な色合いの、ミッドナイトブルーのダークカラースーツを着ていて、私はついみとれてしまう。いつもとは違う特別感に、なんだかドキドキした。
レセプションパーティーが行われるホテルの会場に到着すると、主催者がレシービングラインに立っていて、招待客に挨拶をしていた。菖悟さんの友人とその夫人のようだ。
気安く挨拶を交わす菖悟さんの半歩後ろで、私は笑みをたたえる。ふたりは私たちの結婚式に列席してくれたらしいけれど、私はあの日ゲストを見渡す余裕はなく覚えておらず、申し訳ない気持ちだった。
菖悟さんから手土産のシャンパンを友人へ、私から生花のアレンジメントを夫人に手渡し、ウェルカムドリンクを受け取って会場に入る。