身代わり花嫁なのに、極上御曹司は求愛の手を緩めない
パーティーは半立食形式だった。ビュッフェスタイルを取りつつ、座っても食べられるように着席できるブースもある。
主催者の挨拶と新商品の発表後、会場内は社交、交流の場となった。
菖悟さんは瞬く間にたくさんの人たちに囲まれてしまう。
「あ……」
私は何重もの人の輪から弾き出されてしまい、ぽつんとした。菖悟さんの会社のパーティーではないのに、まるで彼が主催者のようだ。私は彼の邪魔にならないように、そっと壁際に寄った。なんだか私だけ浮いていて、身の置き所がない。
彼は私が思っていたよりずっと社交的なようだった。会話の内容は聞こえないけれど、彼の周囲は笑顔に溢れている。
「すごいね、彼。高須賀商事の御曹司だっけ? みんな、彼と顔を繋ごうと必死だな」
つい料理に手をつけることなく菖悟さんを見つめていると、いきなり背後から知らない男性に声をかけられた。私と年が近そうな、人懐っこい雰囲気の人だ。
どうやら彼は、私がその菖悟さんと一緒にやってきたのを知らないようだった。「はいどーぞ」とワイングラスを差し出される。
主催者の挨拶と新商品の発表後、会場内は社交、交流の場となった。
菖悟さんは瞬く間にたくさんの人たちに囲まれてしまう。
「あ……」
私は何重もの人の輪から弾き出されてしまい、ぽつんとした。菖悟さんの会社のパーティーではないのに、まるで彼が主催者のようだ。私は彼の邪魔にならないように、そっと壁際に寄った。なんだか私だけ浮いていて、身の置き所がない。
彼は私が思っていたよりずっと社交的なようだった。会話の内容は聞こえないけれど、彼の周囲は笑顔に溢れている。
「すごいね、彼。高須賀商事の御曹司だっけ? みんな、彼と顔を繋ごうと必死だな」
つい料理に手をつけることなく菖悟さんを見つめていると、いきなり背後から知らない男性に声をかけられた。私と年が近そうな、人懐っこい雰囲気の人だ。
どうやら彼は、私がその菖悟さんと一緒にやってきたのを知らないようだった。「はいどーぞ」とワイングラスを差し出される。