オオカミ社長の求愛から逃げられません!
あなたと同じ箱の中
忙しかったGWが過ぎ、日常が戻りつつあった。人の出入りも通常に戻り、明日は6日ぶりの休み。何して過ごそうかな~なんて考えながら、お店のドアを開く。
「おはようございまーす」
いつものように挨拶をしながら中へと入ると、一角にあるパソコンデスクに、みんなが集まっているのが目にとまった。
操作しているのは折原くんのようで、それを囲むようにして、店長と杉本さんが真剣に何かを見ている様子。
「あの、どうかしたんですか?」
肩にかけていたバッグを下ろしながら聞けば、杉本さんがパソコンの画面を隠すように振り返った。
「あ、お、おはよう。里香ちゃん」
「みんなで何してるんですか?」
「えっと……ううん、なんでもない」
目を泳がせる杉本さん。すごく怪しい。なにか隠しているのはバレバレ。
「里香ちゃんはいいから、ね? ほら開店準備して」
店長まで必死になるからますます気になる。