ぜんぶ欲しくてたまらない。
コウくんからのクリスマスプレゼント。
プレゼントをもらったのは、コウくんが引っ越しをする時にもらったキーホルダーが最後だった。
嬉しくて思わずニヤニヤしてしまう。
「開けてみて」
そう言われたのと同時だったか、それよりも早かったのか。
プレゼントを受け取ってすぐにリボンを解いた。
持った感じはまあまあ軽くてふわふわしてる。
サンタさんからもらったプレゼントを開ける時もこんな気持ちだったななんて懐かしく思いながら、袋の口を広げた。
「これって……」
開けただけではよくわからず、外に出て広げてみる。
真っ白でモコモコ。
これはフード付きでワンピース型のモコモコパジャマ。
オマケにフードには耳までついている。
「──ひつじ?」
「芽依に似合いそうでしょ?」
いつだかモコモコパジャマを着ていたわたしにコウくんが羊見たいだって言ってたっけ。
それを思い出してちょっと複雑な気持ちになったけど……
「気持ちよくてすごい可愛い」
手にしてすぐにわたしのお気に入りになった。
コウくんが選んでくれたプレゼントだよ?
嬉しくないわけがないよ。
「ねぇ芽依着てみてよ」
「え、今?」
「うん、今」
そんなに見たいのかな?
でも着てみてほしいって思う気持ちはよくわかる。
「じゃあ着替えてくるから待ってて?」
わたしが用意したコウくんへのプレゼントは自分の部屋にある。
ちょうどいいタイミングだと、一度コウくんのくれたモコモコパジャマを持って部屋に戻った。