ぜんぶ欲しくてたまらない。
「……コウくん、入るよ?」
モコモコパジャマに着替え終えたわたしは、ほぼ同じ背丈のプレゼントを持ってリビングのドアの前に立つ。
「遅いよ、め……い」
「……っ?」
わたしが開ける前に開かれたドア。
目の前に立ち尽くすコウくんの目は見開かれている。
「今すぐ抱きしめていい?」
「えっ、ちょっと!」
コウくんの確認は、聞いているようで聞いていない。
返事をする前に抱きしめられるわたし。
「ねぇ可愛すぎるんだけど、どーしてくれるの?」
「そ、そんなこと言われてもっ」
そして耳元で囁かないでっ!
わたしはコウくんのプレゼントを着ただけで何もしてないよ。
コウくんの行動一つ一つが心臓に悪い。
「あ、あのねっ、コウくんにもわたしから
プレゼントあるの!」
ドキドキしすぎていても立ってもいられなくなったわたしは、背中に隠していたプレゼントを思い出して話題をそらす。
「これ?」
わたしを抱きしめていたコウくんにはもうバレバレで、離れたコウくんの手にはわたしの用意していたプレゼントがある。