時が満ちる
夏休みも終わり2学期が始まった。
運動会の歌やダンスの練習に夢中で8月が過ぎた午後・・・和樹が
真奈美の教室にやって来た。
「 おう~元気か・・・心配して居たよ。悩んで居るのか。」
いくら努力しても・・環境を変えても、簡単には治せないね・・・
私たちは愛が変わったらこの短刀でお互いに
刺し違えて死のうと約束した愛だったのよ。」
「 解るよ~ 僕だって・・・硬い約束をした仲だからね
何かあったら話して良いよ~」
和樹は力強くそう言って慰めてくれた。