時が満ちる


また夏休みが巡って来た。



若菜から仲良し3人の想い出会をやろう・・・



あの海でと言う話が盛り上がった。




潮騒を聞きながら嫌な思いを流そうと・・霧子が言った。





「あの民宿で良いよね。私が予約するね。」と若菜が言う。



3人の意見が纏まるのは速い。




泳いだあと民宿の風呂で順番に体を洗い流すことになった。




真奈美が一番先に風呂に入った・・




次に若菜が入ろうとすると・・・




急に・・宿の小母さんが大きな声で部屋に入って来た。



「ちょっと・・・ちょっと・・貴方たち・・真奈美ちゃんの



体が普通の女性の体形でないよ。解って居るの。」と



目を丸くして言う・・・



「えっ~そんな・・・・・妊娠して居ると言う事・・・」



「そうだよ・・・あの体形は妊娠だよ・」



そう言われた2人はびっくりした・・・



真奈美がまだ独身であり 失恋したばかりの傷ついた心の




女性・・・・そんな筈はないと・・言い切った。








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