お見合い夫婦!?の新婚事情~極上社長はかりそめ妻を離したくない~
自分が双子というわけではないのに、急に親近感を覚える。こんなに容姿端麗な男がそっくりそのままもうひとりいるなんて、ちょっと想像もつかないけれど。
「その片割れが結婚したから、今度は俺の番だとおばさんがやけに張りきってね」
それで渋々ここへ来たらしい。
「文代さん、なかなか強引ですよね」
「昔からあんな感じ」
ふふふと笑い合いながら何気なく名刺を見ると、そこには『ナナセファニチャー』代表取締役社長と書かれていた。
「ナナセファニチャー!?」
つい素っ頓狂な声が出た。インテリア関連だと聞いてはいたが、そんなに名高い会社だとは。
「知ってる?」
「知ってるもなにも有名じゃないですか」
「それは光栄だな」