結婚から始めましょう。〜SIDE 蓮〜
「は?」
不意打ちの言葉に、思わず気の抜けた声が出てしまった。
「は?じゃないわよ。もう、私も還暦過ぎたのよ。孫の顔を見たいのよ!!体力のあるうちに、孫を可愛がらせてよ。ま・ご・を!!」
この人は本当にカサブランカを立ち上げた敏腕社長なのだろうか……プライベートは自由奔放な女性だ。
「聞いてる?」
「あっ、ああ、はい」
「お父さんの親友だった、市川貴志さんって覚えてる?」
「はい。お会いしたこともありますよ」
いつ頃だっただろうか。祖父の家に行った際、たまたま訪れていた貴志さんに出会したことがある。祖父と同じ優しい目を向けて、幼い自分を抱き上げてくれた。
不意打ちの言葉に、思わず気の抜けた声が出てしまった。
「は?じゃないわよ。もう、私も還暦過ぎたのよ。孫の顔を見たいのよ!!体力のあるうちに、孫を可愛がらせてよ。ま・ご・を!!」
この人は本当にカサブランカを立ち上げた敏腕社長なのだろうか……プライベートは自由奔放な女性だ。
「聞いてる?」
「あっ、ああ、はい」
「お父さんの親友だった、市川貴志さんって覚えてる?」
「はい。お会いしたこともありますよ」
いつ頃だっただろうか。祖父の家に行った際、たまたま訪れていた貴志さんに出会したことがある。祖父と同じ優しい目を向けて、幼い自分を抱き上げてくれた。