結婚から始めましょう。〜SIDE 蓮〜
彼女が自分のことを好きになってくれるかどうか、ここからは自分しだいだ。結婚につながるかどうかも。

そう思っていたけれど、直後にあっさりと覆されてしまった。

息子に対して少々強引な母陽子。華子はまるで陽子のような人物だった。いや、それ以上かもしれない。

事実のままに言った〝結婚を前提に〟という言葉に反応した華子は、想像以上に喜び、当事者を放って計画を立て始めていた。

自分としては好都合だ。
けれど、桃香の意思を無視するわけにはいかない。

桃香は、手放しで喜ぶ華子の姿に絆されるようにして、自分との結婚を承諾した。

本音では嬉しいと思った。
同時に、入籍するまでに自分を本当に好きになってもらおうと固く誓った。



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