ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「ライナス夫妻はとても真面目で仕事熱心なんだ。だからこそ、トマトができすぎてしまったんだが、この通り、味もとびきりだろう?」

「はい、まさに最高のトマトです!」

 口の周りにトマトの汁をつけてしまい、ミメットに拭いてもらいながらエリナが言った。

「これはぜひ青弓亭で使いたいですね。ミメット姉さん、今夜はこのトマトを使って白チーズとトマトと薄切りきゅうりのサラダをたっぷり作りましょう。ニンニクとスパイスを聞かせて、オリーブオイルをかけてレモンの果汁を絞って作る、いくらでも食べられるさっぱりしたサラダです」

「なるほどね、この旨味の濃いトマトをあっさりした白チーズと合わせるんだね。どっちの味も引き立って、歯触りのいいきゅうりも加わった美味しそうなサラダだねえ」

 ミメットは頷いた。

「そうしたら、メインはやっぱりカツレツですね。そうだ、いつもはトマトソースをかけるけれど、今夜は味噌と醤油とゴマを使った和風のソースにして、ご飯を炊きましょう。スープは……うん、玉子とキノコとベーコンのスープがいいかな? ベーコンの旨味を利かせたあっさりめの優しい味のスープです」

「うわあ、その和風ソースはご飯に合いそうだね! みんな大盛りで食べるだろうから、ご飯は多めに炊いておかなくっちゃ」

「そうですね」

 猫たちが作る料理を食べに来るお客たちは、なぜか皆食いしん坊になってしまうのだ。
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